「干支の順番は?覚え方は?」
2017/12/10
毎年、新年を迎えるたびに「今年の干支は○○」と周りから声が聞こえてくると思います。
普段、何気なく使っている干支ですが、なぜあの順番なのか?また、簡単な覚え方はあるのか?気になったので、調べて見ました。
干支の順番の由来となった物語!
干支の順番は、ネズミで始まりイノシシで終わります。実は、この順番の由来となった、昔話があったのです。
「むかしむかし、神様が動物たちに言いました。1年を守護する干支に、新年に挨拶に来た順に12番目まで与えますよと。そうすると、動物たちは競い合いながら神様のもとに向かいました。その結果、ネズミで始まりイノシシで終わる結果となったそうです」
ちなみに、干支の中に私たちに身近な動物のネコが入っていないのは気付いていましたか?実は、「ネコはネズミから神様からの話を聞いて、日時を1日ではなく2日だと聞かされたために残念な結果となったのです」
ネコはネズミを追いかけるイメージがありますが、昔からの言い伝えの影響も多いのかもしれませんね。
干支の順番と読み方!
子(ね=ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み=へび)、午(うま)、未(ひつじ)申(さる)、酉(とり=にわとり)、戌(いぬ)、亥(い=いのしし)
本来の「干支」は、「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」を組み合わせたものを言います。十干とは、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)
十干と十二支の最初の組み合わせてである「甲子(きのえね)」から最後の「癸亥(みずのとい)」までの60種類があります。
干支と還暦の関係とは!
日本の習わしの一つとして「還暦」があります。「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の10と12の組み合わせ(最小公倍数)が60であり、生まれた年に戻ることから祝い事として日本の風習となっています。
干支の覚え方!
「ねー、うし、とら、う、たつ、みー、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、いー」
語呂合わせなどの暗記は、難しそうです。やはり、何回も声に出して覚えていくしかないと思います。繰り返し言葉を発声するのが一番簡単な方法だと思います。ポイントは、リズム感覚で発声するとより効果的です。
干支の順番には理由は…昔ばなしだった!?
今回、干支の順番を調べて見ると、昔ばなしがきっかけとなったことが分かりました。普段何気なく使っている言葉ですが、その言葉の成り立ちや裏側にあることが分かるとより深くその言葉を理解出来ました。