「冬至って何?かぼちゃを食べる理由は?」
2017/12/10
日本には、冬至にかぼちゃを食べる風習がありますよね!?でも、なぜかぼちゃを食べるのかご存知ですか?気になったので、調べて見ました。
冬至とは
北半球で太陽の高さが一年で最も低くなり、昼が一年で最も短く夜が長くなる、日照時間が最も短い日を言います。反対に、昼が一年で最も長く夜が短くなる、日照時間が最も長い日を夏至と言い、昼と夜の長さが同じ日を春分と秋分と言います。冬至には、冬の終わりを告げ、春を迎える「一陽来復(いちようらいふく)」の意味があります。
かぼちゃを食べる理由!
昔は野菜不足になる冬の時期に長期保存可能なかぼちゃが重宝されていました。かぼちゃにはビタミンAやカロチンが豊富に含まれている為風邪予防にも最適な食材です。先人は、栄養不足になりがちな冬の時期に栄養価の高いかぼちゃをうまく活用していたんですね!
かぼちゃを食べる以外の風習!
1.あずき
小豆粥やいとこ煮(あずきとかぼちゃを煮たもの)を食べる地域もありますよね。あずきの赤い色が厄除けに効果があるとされて古くからあずきが食べられていました。
2.こんにゃく
整腸作用の効果があるこんにゃくには、胃の中を掃除してくれる「砂おろし」として食べられていました。
3.ゆず湯
ゆず湯には、冷え性の緩和や血行促進効果があり風邪予防対策に期待ができ、また、クエン酸、ビタミンA、ビタミンCが豊富で美肌効果も期待できます。また、一陽来復(いちようらいふく)の日とされる冬至に、禊としての習わしがありました。
運盛りの風習!
冬至は、一陽来復(いちようらいふく)の日とされて、運気を上昇させる意味が込められています。
「南瓜」(なんきん)=(かぼちゃ)
「人参」(にんじん)
「蓮根」(れんこん)
「銀杏」(ぎんなん)
「寒天」(かんてん)
「金柑」(きんかん)
「饂飩」(うんどん)=(うどん)
上記の7種類の名前には「ん」が2個ついていることから、たくさんの運気が呼び込めるとされています。また、「冬至の七草」と呼ばれ冬至にこの食材を食べるとにつながるとされています。
まとめ!
日照時間が最も短くなる冬至に栄養価の高いかぼちゃを食べることで風邪予防対策。また、一陽来復(いちようらいふく)の意味がある冬至に「冬至の七草」であるかぼちゃを食べることで運気上昇にも期待されます。このように、先人は上手に生活に取り入れていたんですね!私たちも日本文化の習わしとして、これからも受け継いでいきたいですね!