「鏡開きはいつ?お餅はどうやって食べるの?」
2016/11/05
お正月に鏡餅を供える慣習ってありますよね!?近頃は、真空パックの鏡餅も出回って、簡単に鏡餅を供えることができるようになりましたよね!
その後に、どうやって鏡餅を食べるのかがいいのか?いつ食べるのか?悩んだことはありませんか?今回、気になったので調べて見ました。
鏡開きの由来!いつ鏡開きするのがベスト?
もともと、鏡開きは武士から始まった行事であり、お正月に一区切りをつけて仕事始めするという意味があります。一般的には1月11日とされています。松の内を1月7日までとする地域では1月11日に行い、松の内を1月15日までとする地域では1月15日に鏡開きを行う場合があり、地域によって違いがあるようです。
もともとは、1月20日が鏡開きでした。しかし、徳川家光がその日に亡くなったため、松の内を過ぎてから縁起の良い1並びがある1月11日に行われるようになったとされています。
正しい鏡開きの方法!
鏡餅はお正月の間、年神様の住まいとなります。松の内の間に飾る鏡餅には年神様の魂が宿るとされ、松の内が過ぎたらその鏡餅に宿った力を食べることによって授かり、無病息災を願います。その為、飾ってから食べることまでの一連の流れに意味があります。
1.宿っていた年神様に感謝の気持ちを捧げながら、鏡餅を下げる
2.表面についたほこりや汚れを布巾などで丁寧に払い落とす
3.木槌などで「よいしょ、よいしょ」と掛け声を掛けながらお餅を割る。
十分に乾燥していないと木槌で割ることがなかなか難しいと思います。その際は、鏡餅を半日ほど水につけてから、ラップをして電子レンジを使用すると柔らかくなります。柔らかくなった鏡餅は手でちぎるようにしましょう!刃物を使うと武士が切腹することを連想させるため、鏡餅には刃物を使わないようにしましょう!!
ちなみに、鏡餅の上に供えられているのは橙(だいだい)です。子孫が「代々」栄えるようにと子孫繁栄の意味が込められています。
酒樽の鏡開き!
一方で、新築祝いや結婚披露宴などの祝い事にも酒樽の鏡開きが行われることがあります。日本人にとってお米は昔から特別な存在でした。そのお米からできる日本酒は神事にも供えられることからも神聖な意味があり、日本酒を飲むことでその力を授かり祈願の成就を願うこととされていました。酒樽の蓋は円満の意味がある「鏡」と呼ばれ、末広がりでめでたいとされる「開き」という言葉から新しい門出を祝うという意味が込められています。
まとめ!
鏡餅は供えてから食べるまでの流れに意味がそれぞれ意味があるんですね!意味を理解して食べることによりより年神様に感謝をする心が深まると思います。感謝しながら鏡餅を食べてこの1年の無病息災を祈願しましょう!